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その後パンを食べて
元気がついた私は
仕方なく教室へ
戻った
元から授業を受ける気はなかったけど
授業中…クラスメートが私と澪の話しをしていた
そのせいで
何にも理解出来なかった
授業を受けなくても
わかる私が…
授業が終わり私は
気持ちを入れ替えて
部活に向かった
「空ッ!」
グランドに向かう途中
聞き慣れた声が私を呼んだ
『何?』
「空ごめん…あたしマネージャーやめる」
『うん』
「…ゴメンね」
『…甲子園に行きたいの…だから澪とは友達ではいれないカラ…』
「わかった」
私たちの会話は
穿かなく終わった
友情も…
私は後ろを振り返らない
そのまま進む
寂しかったって
苦しかったって
泣きたかったって
傷ついたって
現実を受け止めるしか
ないから
過去へは
戻れない
未来を変えて
いかなければ
私たちは絶対
変われない
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