幼なじみとの戦い

6/17
前へ
/115ページ
次へ
『椎葉颯太!!』 夜遅くにソイツは 帰って来た 「お前そんなとこで 何してんの?」 (お前を待ってたんだあ-!!) と叫びたかったが 話がこじれるので 黙って置いた 『ちょっと話しある』 「何??」 『公園行こう♪』 「はっ?面倒くせーな」 私は椎葉颯太が 好きだった… 公園のブランコに ちょこんと腰を 降ろした 「で何?」 『椎葉はさ…何で野球部に来ないの?』 「…」 黙り込む… 「野球なんて面倒だから」 …私の心に ナイフが突き刺さったような キガスル 野球が… 面倒? 「だって部活より ゲーセンとか カラオケの方が 楽しいし」 …何にも言えなかった 「用件ってそれだけ?」 『キャプテンの 癖に……』 「え?なんか言った??」 聞こえてる癖に…
/115ページ

最初のコメントを投稿しよう!

2189人が本棚に入れています
本棚に追加