始まりの事故!?

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通い慣れたこの通学路。 陸上部の朝練で毎日走っていたランニングコースでもあった。 いつも後ろから自転車に乗って掛け声を反射して響かせていたあの娘。 そういえば、その手には絶対ストップウォッチ持ってたな。 ランニング後には自家製のハチミツレモンと、いつも清潔なタオルを渡してくれた。 あの甘酸っぱさを思い出すと、口の中に唾が溜まる。 今でも鮮明に味を覚えている。 そんな事を色々思い返していると、もう校門の前に着いていた。
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