未知の世界

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「…ちょっと疲れました」 「大丈夫?」 「はい」 俺は乙葉を近くの喫茶店の椅子に座らせた。 「ご注文は何に致しますか?」 「乙葉は何にする?」 「私はあまりわからないので颯人さんに御任せします」 「わかった…じぁあこれとこれで」 「わかりました」 たったったった 「マスター……一つずつ」 「颯人さん、何頼んだんですか?」 「ん、来ての御楽しみ」」 「はい、楽しみです」 それからすぐに注文の品が来た。 「お待たせしましたぁ」 ウエイトレスが持ってきたのは、小さめのパフェとコーヒーである。 「うわぁ!!美味しそう」 「こちらがコーヒーになりまっあッ!!」 ツルッ ビシャァァ 「あっちいぃぃ!!」 「す、すみませんお客様!!」 ウエイトレスはすぐに布巾を持ってきて俺のズボンを拭く。 「ッ!?//////い、いいよ大丈夫だから」 「ですが…」 「ほんとに大丈夫だから、怒ってないし」 俺は心の底からそう思っている。
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