未知の世界

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奥から店長がやって来る。 「お客様すみません、この娘は昨日入ったばかりでして」 「いいえ構いませんよ、この子も悪気があってこぼした訳じゃありませんし」 俺はウエイトレスの女の子に布巾を渡して 「大丈夫だから新しいコーヒーを持って来てくれないかな?」 と、知らず知らずの内に微笑み、ウエイトレスの娘に注目した。 「あ/////は、はい、すぐにお持ちします」 あの娘はすぐにキッチンに行って新しいコーヒーを入れて来てくれた。 「ありがとう」 「い、いえ//////」 彼女は顔を赤くして手で顔を隠す。 「どうした?顔が赤いぞ、ちょっと休んでこい」 「は、はい。すみません」 彼女は逃げる様に休憩所に走って行く。 「颯人さん、大丈夫ですか?」 乙葉がいつものように心配してくれる。 「うん、大丈夫」 「とりあえず…病院に…戻った…ほうが」 乙葉がふらつく。 「乙葉?」 「…はぁ…はぁ…はぁ」 凄く辛そうだ。 「店長!!救急車を!!」 「わ、わかりました」 店長はすぐに電話を取り、救急車を呼んだ。
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