【第二話】サンチェスの母、ツネ子

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ぐひひ、この飴を舐めればカステラバイキングへひとっ飛びだぜ…  ツネ子の様子がおかしい事に気付いていたのはツネ子の近くにいたシマリスだけだった  のちにシマリスはこう証言している  『オレっち見たんだヨ!そらガ突然オレンジ色になっテサ!ア!コラッ!どんぐり返せバカヤロウ!』 …さてと、口に放り込んで…っと… ぐはは!グハハハ!フハハハハ!!… グフッ!グヘッ!! …まずっ!!!!!!  その飴は腐っていた。    それもそのはず、この飴はサンチェスがまだ牛丼屋でバイトをしていたときに厨房で見つけた脂の塊だからだ。(詳しく説明すると、その脂は飴をいれるような包み紙に入っていて、よくスーパーなどで無料で置いてある。) ふふ、サンチェスめ!母ちゃんを死に陥れようとはなかなか良い度胸だな!! こうしてはおれぬ、帰るつもりなど無かったが早急に我が城へ戻ろう…
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