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ブブブ…
ブブブ……。
平和な学校の昼休み。
香織は学校の教室で友達と一緒にイチゴオレを飲んでいた。
「ぷはぁ~♪」
幸せ顔の香織の制服のポケットでケータイが震えている。
ブブブ…
はっ……!!!
香織は急いでポケットから二つ折りのケータイを取り出して開く。
メールの本文は、短く一行だけ書かれていた。
『今すぐ来い。屋上』
それを見て香織はガタガタと椅子を鳴らして立ち上がった。
「ちょっ…行ってくる!!!」
「はいはい…ワガママ王子の所ね」
そんな友達の呟きを背に、香織はバタバタと教室を後にした。
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