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「嘘ー。ハルちゃん、うちら何年の付き合いだと思ってる?」
佑希はそう言って、顔を隠していたお盆をずいっとどかし、私の顔を覗き込んでまたニヤリと笑った。
「愛しのハルちゃんのことなんか、あたしには手に取るよーにわかっちゃうんだからね?」
ふふ、と笑って得意そうに「お姉さんにまかせなさい?」と言う佑希に、私は少したじろぎながらも「‥はい」と大人しく答えるしかなかった。
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