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まだ帰ってから
すぐ電話が来るうちは
あいつは他のことを
していられる。
冷静で居れてる。
冷静に、
俺を愛しいと思うだけ。
そんなんやったら、
あかんねん。
帰ってから、
電話が掛かってこなかった時。
その時が賭けの時。
あいつが俺を忘れた時か、
狂おしいほど俺しか
考えられなくなっている時か。
その時は答えはわからない、
けど。
その夜に石田が来れば、
もう、
石田は、
俺のモノ。
もう、誰のトコにも
行かせない。
俺だけのモノ。
絶対に、
ほかの誰にも
石田を愛させない。
ほかの誰のことも
石田には愛させない。
俺も石田も、
お互いを狂おしいほどに
求め合って
愛し合えればそれでいい。
お互いに、
お互いのモノだけに
なればいい。
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