第二章 中学2年

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夏休みに入ってからも部活はあった。 春菜は敦也に会いたくて仕方なかった。 バスケ部は活動しているが、敦也の姿が見えない。 休憩に入ったので、体育館を覗きに行く。 ちょうどバスケ部も休憩中だった。 由衣「春菜っ♪休憩中なの?どうした~?」 春菜「由衣っ♪…敦也君来てないの?」 由衣「来てないんだよね。男子も誰も連絡来てないみたいだし、サボるなんてありえないし…。何かあったのかな?春菜、電話してみたら?」 春菜「まだ1回も電話したことないんだよ~。そんなの緊張しちゃうよっ。由衣、秀明君とは連絡とってないの?」 由衣は、あの夜から秀明と一緒に走ることはなくなっていた。 由衣「私も秀明と電話したことないなぁ。秀明、毎日だいたい夜の7時から9時まで走ってるから運動公園行けば会えるよ?」 春菜「じゃあ今日行ってみようかなぁ…。由衣も行こうよ~。」 由衣「…。今日は家族で外食するんだぁ。だから行けないや、ごめんね?」 春菜「わかった…。じゃあ今日行ってみる…!」
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