99人が本棚に入れています
本棚に追加
中学3年になった。
新学期恒例の席替えをする。
春菜は黒板を見て驚いた。
隣の席は秀明だった。
敦也がいなくなってから、春菜は秀明とあまり話さなくなっていた。
春菜は敦也以外の異性と仲良くしたくなかった。
それが春菜にとって、敦也に対する誠実さだった。
意識して秀明を避けていた春菜は、秀明の隣になったことを喜べなかった。
秀明「永瀬の隣になると思わなかったよ!」
春菜「私もびっくりした。てゆか、何か久しぶりだね…♪別に全然話してなかったわけじゃないのにね。」
秀明「確かに。何かすっげー久々。この距離で永瀬と話すの久々過ぎて緊張するかも…。」
秀明は全然変わっていなかった。
春菜は思わず笑ってしまった。
秀明「お前の笑った顔久々に見た気がする♪」
春菜「大袈裟だなぁ~。」
秀明「そうだ!俺携帯買ったんだ!永瀬は前から持ってたよな?教えてよ!」
春菜「やっと買ったんだぁ♪良かったね♪」
カリカリカリ…
春菜「はい♪」
秀明「じゃあ今日の夜メールする!」
最初のコメントを投稿しよう!