第三章 中学3年 春

4/66
前へ
/173ページ
次へ
春菜は中学2年の夏休みから部活をサボりがちになり、中学2年の3学期からはほとんど参加しなくなっていた。 朝練にも行かなくなった春菜は、いつも遅刻ぎりぎりで登校していた。 それを知っていた秀明は、春菜の隣の席になった次の日の朝、4人で帰っていたときに春菜が曲がるあの路地で、春菜を待ち伏せした。 秀明「わっっ!」 春菜「きゃー!!」 春菜「ひでっ!びっくりしたじゃ~ん…。本当に心臓止まるかと思ったよ。てゆか朝からこんなとこで何してんの??」 秀明「おはよ♪いやさ、これからは朝一緒に行こうと思いまして♪」 春菜「へ!?意味わかんないけどっ!!」 秀明「いいじゃんいいじゃん♪かたいこと言うなよ♪」 春菜「もしかしてこれから毎朝待ってるの!?」 秀明「当たり前じゃん♪」
/173ページ

最初のコメントを投稿しよう!

99人が本棚に入れています
本棚に追加