第1訓 お腹は空いたと言うほど空く

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ここは江戸。 あまんとという変な生き物が歩いている。 どこからか、叫び声が聞こえる。 万事屋銀ちゃん スナックお登勢という店の上の店舗だ。 「誰だァァァァァァ!!!俺のジャンプを捨てたのはァァァァァァ!!!」 と、叫んでいるのは、死んだ魚のような眼をした、輝く銀髪の天パの男だ。 「僕が捨てました。」と、茶をすすりながら答えた眼鏡をかけた少年は大人しそうな風貌をしている。 「銀ちゃん!いい加減おやじなんだから、ジャンプ読むのやめるアル!!」 と、チャイナ服を着た、いかにもチャイナな娘が割って入る。 銀髪天パの男は坂田銀時といった。甘いもの好きで、糖尿スレスレ。週一のパフェと週間少年ジャンプを楽しみに生きている。 眼鏡をかけた少年は志村新八。一見大人しそうだが、実はアイドルオタク。アイドルお通の親衛隊隊長をしている。 チャイナ服を着た娘は、夜兎族という戦闘一族でかなりの怪力を持ち合わせている。酢昆布が大好き。 「…ジャンプ卒業のいい機会かもな。でも、ジャンプ~。」
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