猛訓練の日々と隣国の政変・・・

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ふと、慌ただしさで目が覚めた。 重い頭を何とか持ち上げ、時計を見る。3時だった。 二人が帰って来る頃だ。しかし何故か基地内はかなり慌ただしい。 突然、部屋の扉がバン!と開け放たれた。そこには、走って来たのか呼吸の荒い、オペレーターの瑞希少尉がいた。 「頭痛いから静かに開けてくれますか?少尉・・・」 少尉は「そんな事より!」(そんな事って) 「二人が死んだわ」と告げた。 「・・・えっ!?」と言いながら慌ただしい滑走路を見る。 そこには左脚だけ出して傾いて燃えている戦闘機がいた。一機だけ。 訳が分からなかった・・・。急いで医務室に行った。そこには、変わり果てたかつての仲間がいた。 その夜、二人の通夜が行われた。 少尉によると二人は哨戒飛行中に不明機に奇襲され、ハルが先にやられ、佐藤は此処まで来たものの途中で事切れ、滑走路に滑りこんだそうだった。
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