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通夜が終わった後、格納庫に行った。
カバーを掛けられた、アルミの塊があった。カバーを外し、機体を見る。
すぐに消火された為かコクピットはそのままだった。おびただしい血の塊と無数の弾痕を除けば・・・。
酷い有り様だった。カバーを戻して格納庫を後にした。
翌日、ワイト連邦は宣戦布告をしてきた。開戦だ・・・。
二日後、死んだ二人の代わりに俺より一期下のパイロットが配属されてきた。
如月一飛曹と女性パイロットの朝月一飛曹だった。
二人の死後、俺は何故か少尉になった。イヤな感じだ。
多分、人手が少なくなったからだろう。理由は古参パイロットを首都や空母に引きこんでいったからだ。
国境近くとは言えこの基地は重要ではないらしい。
代わりに来たのは新米パイロット三人と四小隊の急降下爆撃機「彗星」と、それに歩兵三個小隊だけだった。
戦闘機は零戦が20機に減らされた。こないだまでは、雷電も居たがやはり首都に送られた。
首都は連邦との国境から300㎞しかなく飛行機なら余裕で戦闘機でも来られる。
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