猛訓練の日々と隣国の政変・・・

6/6
800人が本棚に入れています
本棚に追加
/280ページ
開戦から一週間たったが何の音沙汰もない。 が、敵の偵察機が毎日高高度偵察をしていた。 小さな基地とは言え基地は基地に変わりないのだ。 攻撃してくる可能性もある。機体は旧式の21型に変わり22型が来た。 32型は不評が多いから司令が拒否したらしい。いつでも飛びたてる準備をする。 そのまま待機所で寝ていると、予期せぬ事が起きた。 いきなり敵襲のサイレンが鳴り響いた!慌てて飛び起きると、今や敵国の同盟国となった公国の戦闘機Bf109が二機、超低空で滑走路を駆け抜けて行き、ゆっくりと旋回して、列線にある零戦に機銃掃射をしていった。 俺達は何もできなかった。この敵の挨拶の損害で零戦7機が飛べなくなった。 次の日からは待機所にいる時には眠らないようにした。
/280ページ

最初のコメントを投稿しよう!