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開戦から一週間たったが何の音沙汰もない。
が、敵の偵察機が毎日高高度偵察をしていた。
小さな基地とは言え基地は基地に変わりないのだ。
攻撃してくる可能性もある。機体は旧式の21型に変わり22型が来た。
32型は不評が多いから司令が拒否したらしい。いつでも飛びたてる準備をする。
そのまま待機所で寝ていると、予期せぬ事が起きた。
いきなり敵襲のサイレンが鳴り響いた!慌てて飛び起きると、今や敵国の同盟国となった公国の戦闘機Bf109が二機、超低空で滑走路を駆け抜けて行き、ゆっくりと旋回して、列線にある零戦に機銃掃射をしていった。
俺達は何もできなかった。この敵の挨拶の損害で零戦7機が飛べなくなった。
次の日からは待機所にいる時には眠らないようにした。
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