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朝八時のブリーフィングで全員が中尉の指揮下に入る事が言い渡された。
たった13機だからその方が指示も指揮もしやすい。
そのまま、飛行服を着て愛機の翼下で整備員三人と談笑する。内容は故郷の話が多い。
そうしている内に、12時を回っていた。
12時20分、警報が鳴り響いた!急いで愛機に乗り込む。バンドを締め、整備員に「回せー!」と叫ぶ!整備員がクランクを回し俺はスイッチを入れた。バルン!と音がして白い排気ガスがでる。
プロペラが回るとガスも流されていった。中尉はもう、飛び立って脚をしまうところだった。
整備員に敬礼をサッとした。滑走路に急いで出る。無線のスイッチを入れ、スロットルを全開に開き、
「狼2離陸する」管制塔通信担当の瑞希少尉が
「鳳、了解。直ちに離陸せよ。敵は戦爆連合100以上、北側より高度三千にて接近中!」
「狼2了解」と返事をしながら、操縦捍を手前に引く。機体が上昇する。
脚を上げ、風防を締め、後ろを見る。3、4がぴったりと付いて来る。
高度三千に達した時無線に
「狼1より2へ!こちらに合流せよ。お前等の右上だ。」
右上を見る。中尉が居た。急いで上昇し、編隊を組む。
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