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急降下した時に初めて気付いた。
真下には敵機とその後ろには味方機がいた!回避は間に合わない!
やむを得ず、そのまま直進した。
ギリギリ敵機5m位のところをすり抜ける。丁度コクピットの方を敵側に向けていたから尚更焦った。
しかし一番驚いたのは敵機だった。今まで後ろに気を取られていたところに俺が来たのでスキが出来た!
すかさず、朝月が射撃し、敵は黒煙を吐いた。
朝月はその横を右ロールして翼ギリギリを過ぎさっていった。
落ち着いた声で
「一機撃墜」
俺は「了解!朝月は如月の支援に回れ!」
「了解、如月を支援する」すると焦った口調で
「朝月!早くコイツを追っ払ってくれ!ケツに食い付いて離れない!」と叫んできた。
「如月、そのまま回避運動して、私が後ろから殺る」
「了解!任せた!」と如月は少し落ち着いたのか返答していた。
仲間達は大丈夫なようだ。
しかしこちらはまだまだいや更に危険な状況だった。
背後にはスピットがいた・・・
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