800人が本棚に入れています
本棚に追加
次の日、荷物を基地に送り、俺達は三人で基地に輸送機で向かった。
つい、四時間前まで手伝ってたから最初から最後まで寝て挙句にパイロットに起こされた。
基地には零式艦上戦闘機21型通称「零戦」が30機位いた。
「おっ?あそこに有るヤツは何だ?」佐藤が指を指したのは格納庫内にある機体だった。
二枚プロペラの機体だった。ハルも知らないらしい。
後ろから急に「あれは旧式の九六艦戦だから気にするな」と聞こえた。
ガッチリとした体格の外国人中尉だった。
階級が分かるとすぐに敬礼をし着任の報告をした。
「秋月一飛曹以下二名ただいま、着」「挨拶はどうでもいい」と一喝された。少し凹んだ・・・中尉は「今日から貴様等の面倒を見るエリック中尉だ」と言い更に続けた。
「飛行服にすぐに着替えろ」俺は「はぃ?」と言った。
すると「挨拶がわりだ」と笑っていた。
最初のコメントを投稿しよう!