碧い錠剤1⃣

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思った事があるだろうか? え?一体何を言ってるんだって? 失礼。 改めて言い直そう。 あんたは格好良くなりたいとか、綺麗になりたいとか思った事があるだろうか? まぁ多数の奴なら一度は思った事があるだろう(始めから自分は完璧で直す所が何一つなく、自分に酔っている奴は除外)。 そんな事を思っている時に、もしも簡単に格好良くなれたり、綺麗になれたりする物があったらどうする? 苦労しなくても、理想のボディが得られるとしたら? しかし大体、そういう甘い話には裏がある。 そう、今回の話はそんな話なんだ。 これで言いたい事は理解してくれただろうか? まだ分からないって? だったら言い方を変えるよ。 簡単に痩せるって話から連想できる物は? ヒント!それは法律に引っ掛かる。 これで分かったかな? 答えは、そう薬だ。 薬って言っても、医薬品のほうじゃなくて麻薬系。 近年、新型ドラッグの乱用がマスコミでも話題になるが、ずばり今回はその新型ドラッグなんだ。 そいつは碧くてビタミン剤くらいの大きさで表面には「SS」と書いてある。 SSとはスーパースタイルの頭文字。 効果は身体の奥底に眠ってる力を無理矢理引き出すような強烈な作用がある。 常時服用していれば、かなりの高確率で体が蝕まれ中毒死間違いなしだ。 じゃあなんで麻薬は禁じられてるのか分かるかい? それは副作用により人体への影響が他の薬より大きいからだ。 なかには激痛を緩和する為に医師がモルヒネを使う事もあるが、大半は使用不可は勿論、売買や所持だけでも駄目だ。 タバコや酒、もしかしたらコーヒーなんかも麻薬のように嵌まったら止められず、徐々に身体を蝕んでいく麻薬の一種かもしれないが。 麻薬は取り締まりが必要だが、誰が取り締まるのか? それはPOLICE、つまり警察という立派な国家権力だ。 警察の中でも交通課とか刑事課とか色々とあるが、その中でも薬物等の刑事事件は刑事課が担当する。 刑事課なんていっても、奴らはただの刑事じゃない。 俗に「STARS」という特殊部隊の5人組だ。 面倒だから、先に言っておくことにするよ。 Sは土方翠(ヒジカタスイ)。 Tは近藤剱(コンドウツルギ)。 Aは伊東茜(イトウアカネ)。 Rは山南玲(ヤマミナミレイ)。 Sは沖田蒼(オキタソウ)。 それぞれの下の名前のアルファベットの頭文字で「STARS」。 彼らは凶悪犯罪、組織犯罪を対象に捜査を行う。
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