出会い

3/3
前へ
/351ページ
次へ
初対面なのに。 懐かしい感じがした。   心地よい声と話すリズム‥  気付けば楽しくて‥ 仕事中だということ忘れてたかも。   触れたい‥   本能がそう言ってた。   彼のはだけた胸にあるプラチナのネックレスが目に入る‥   「そのネックレスちょっとしてみた~い」 「いーよ」   思わず意味不明な行動にでた。   彼のネックレスをつけ、なぜかちょっとしあわせな気分。   っとそこへ‥   「まきさん!」 とボーイの声‥   (まだこの席にいたい‥)   仕方なくネックレスを返そうと彼の首に腕をまわす‥  (顔、近っ!)   ドキドキした。 そのまま抱き着いてしまいそうな勢いだった。   「早くッ💦」 とせかすボーイを横目に、彼にそこにあったペーパーナプキンとボールペンを渡し、連絡先を聞いた。   『瞬』   名前と連絡先をゲットし、泣く泣く席を後にした‥
/351ページ

最初のコメントを投稿しよう!

3803人が本棚に入れています
本棚に追加