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「こっちですか?」
一晩過ぎて清々しい朝。いつもの通学のはずが……あ~なんでまたこんなツッコミ所満載な状況なんだよ………
「聞いてます?」
「ああ…聞いてるよ…」
今、俺はいつも通り学校へ向かっているはずだ。
しかし何故かルーシーが何処でいつ調達してきたのか我が校のセーラー服を着てついて来ている…
「お前なんで」
「私の名前はルーシーです!!」
「……ルーシーさんはなんでセーラー服着てるんだ?」
「監視です。」
なんで腰に手を当てて踏ん反り返ってんだよ…
「間さんはヴァンパイアではないとはいえ、血を吸うのなら一応監視が必要だと思い、これから数カ月、監視させてもらいます。」
「ああ…そうですか…」
面倒なことになった…
そしてもう一つ気になることが…
「とりあえず……なんだその格好は…」
ルーシーはセーラー服を着ているのだが…セーラー服の下にパーカーを着ているらしくフードを被っている。
はっきり言ってかなり変だ…
「日焼け防止です。」
予想通りの答えが返ってきた。
「とりあえずフード外せ。」
「嫌です。焼けてしまいます。」
「校則守れ。」
「校則は破るためにあります。」
「いや、それは一応間違いだから…」
「誰が何と言おうと嫌です!!!!」
もういいや…めんどくさくなってきた…他のことを聞こう…
「てか編入試験、いつ受けた?」
「今からです。」
「受かるかもわからないのに制服買ったのか!?」
「受かります。」
「いや…受かりますって…うちの学校けっこうレベル高いぞ…」
「絶対受かります!!!!」
「…………」
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