通学

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で、校舎の入口でルーシーと別れて教室にやってきた。 「おい!!あのフード被った変な女だれだよ!!」 はい、予想通り俺の友達の一人、『大岳 武男(おおたけ たけお)』がやってきた。 「ルーシーさんだそうだ。」 「ルーシー・サン・ダソーダ?外人さんか?」 「確かに外人だが…お前馬鹿だろ。」 「いいや俺は天才だ!!」 「天才はペッタンコな鞄で学校来ないと思うぞ?」 「天才だから教科書なぞいらん!!」 「ひっかけ問題。1+1=?」 「2に決まってんじゃねぇか!!」 「…………」 ~放課後~ 部活も入ってないし、そのまま帰るか… 校門のとこに居るフードに気付かれないように。 「間さん!!」 さすがヴァンパイアハンター。 気付きやがった。 「なぜこそこそ帰っているのですか?」 「フード被ったあやしい女子高生が居たから。」 「どこにですか?」 怒っているのではなく本当に辺りを見回しながら探している。 「ひっかけ問題。1+1=?」 「2に決まってるじゃないですか。」 同レベルか… 「さて間さん。私は出来れば寝室で寝たいのですが。」 「は?お前」 「私の名前はルーシーですっ!!!!!」 「………ルーシーは俺の家で寝るつもりなのか?」 「当然です。」 あ~呼び捨てはスルーなんだ………じゃなくて!!!! 「何考えてるんだ!!あの部屋は一人で住むって借りてるんだぞ!!」 「自分の分の家賃くらいは払えます。」 ……そうっすか…… 「間さんが節操無しのオサルさんの発情したオスウサギで女と見れば襲い掛かってくるケダモノだと言うのなら考えさせてもらいますが?」 俺に言い返す術はないようですね…… というかいい加減言い返すのが面倒になったってのもある。 てか80%はそれ。 「ちなみに間さんが襲い掛かってきてもなますに切り刻む自信はあります。」 一度負けた人間が吐くセリフとは思えんな………
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