序章

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       公園というものは、もっぱら子ども達が遊ぶ場所である。  設置された遊具で遊び、新たな友達をつくり、友情を育む。  そして、子ども達に連れられてきた親たちがおしゃべりをする。近所の人がジョギングしたり、犬の散歩をしたりと憩いを求める場所でもある。  だが、それは昼間の姿。  夜は少し違う。  何が違うかって?  まず雰囲気が違う。  普通の道路とは違い、車も走らなければ街灯も少ない。要するに灯りが乏しいのだ。そのため、薄暗くなり、公園はまた違った空間へと変貌する。  もう1つ違うことがある。  それは公園にやってくるモノが違うのだ。  そう、夜の公園に来るのは人だけではない。  それは──
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