序章

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 夜の公園はやっぱり暗い──今、灯りがこの周りにはないからだ。  だが、そんなこと関係ない。見えたら周りが暗かろうが別に大した問題じゃない。  そんなことよりまずはここから逃げないと。  ヤツが追ってくる……ヤツに捕まったら一巻の終わりだ……。  なら、どこに逃げる?  ……思いつかない。  なら、走るだけだ。なぁに、ヤツとはかなりの距離があったんだ。  そうそう追いつかれることはない。だから、早く仲間のところへ行かないと──。
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