序章

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 炎が消えたときには文字通り燃え尽きて何もなくなっていた。  だが、  男は苦虫を数匹まとめて噛み潰したような顔して舌打ちをした。 「チッ……しくじったか……逃げ足だけは速いな」  ジャングルジムから飛び降りた。そして、伸びをする。 「早く見つけねぇと被害が拡大するな……」  独り言のようにつぶやくと、男はゆっくりとだが、確かな足取りで闇夜へと消えていった。  †to be continued…†  
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