呼ぶ声

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その家は、 とても古い家だった。 とても広い、 木造の立派な日本家屋。 大人が二人 楽に入る黒い大金庫。 公園二つ分位ある 広い庭。 八匹の日本犬。 家に入ると、 表二階と裏二階があり、 あたし達は 裏二階でよく遊んだ。 そこで、何を していても、 良く在る事があった。 誰かが名前を呼ぶのだ。 呼ばれた者が降りていくと、 大人は誰もおらず。 母屋まで行って 聞いてみるが、 よんでいないと言われる。 遊びにきていた子供達 全員が耳にするのだが、 後で聞くと誰の声だったのか 特定出来ない。   その家の家族たちは、 霊感というほどではないが、 不思議な体験をしていた。 一緒に体験したことも含め、 人待ちついでに 書いていきたいと思う。
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