留置場
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俺が留置場に来て二日が過ぎようとする夜、同じ部屋の、あの面倒見のいいオジチャンが、 「明日、拘置所に移送になる。」 と、俺と黒人サンに告げた。 少し、寂しそうに見えた。 俺もオジチャンの寂しそうな顔を見て、少し寂しい気持ちになった。 黒人サンも隣で、寂しそうな顔をしている。 夕食を食べ始める時、オジチャンは語りだした。 自分がなんでパクられたのかを…
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