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ドラッグの世界に、「イネイブラーにはなってはいけない」という言葉があります。
「イネイブラー」、日本語では「援助者」あるいは「無意識の共犯者」とでも言えばいいのでしょうか。
ドラッグにはまってしまった人は、どんどん孤独になっていきます。
この孤独は、ドラッグを使う人にとっては一番の苦痛です。
そこで、誰か側にいてくれる人を捜します。
その人が、たとえ怒り続けている人だとしても、自分に対して常にコミュニケーションを取ってくれさえすればいいのです。
そして、「自分はまだ一人ではない」という安心感の中で、どんどん乱用を繰り返していくのです。
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