題2章 愛しさ…寂しさ…不安…

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ピピピッ 「あ?電話か…?」 着信音にうっとうしそうに身体動かせばケータイに手を伸ばし液晶を見ずに通話ボタン押す。 「もしもし?」 『あ、聖?今ヒマ?』 電話をかけて来たのは上田だ。 妙に楽しそうに話しているが息が荒い。 「まあ、暇っちゃ暇だけど?」 電話する気分じゃねぇけど。 『ね、ジム来ない?一人でつまんないんだー』 楽しそうに上田が話すがジムってさ、1人でトレーニングするとこじゃねぇのか? 「あー…。」 とてもじゃないがそんな気分じゃない。 『今誰もいないから入れるんだって!来てね?絶対だよ!動きやすい恰好でね!じゃあ待ってるからねっ』 ブチッ 強引に電話を切られた。 「ぅえ!?誘われたのに切られた!!?」 ホントに強引なやつだ…。 つかいかないとまたアイツ拗ねるだろうな。 仕方ないなぁ…行くか。 さっさと服を着替えていつも上田が使ってるジムへ向かう。
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