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ピピピッ
「あ?電話か…?」
着信音にうっとうしそうに身体動かせばケータイに手を伸ばし液晶を見ずに通話ボタン押す。
「もしもし?」
『あ、聖?今ヒマ?』
電話をかけて来たのは上田だ。
妙に楽しそうに話しているが息が荒い。
「まあ、暇っちゃ暇だけど?」
電話する気分じゃねぇけど。
『ね、ジム来ない?一人でつまんないんだー』
楽しそうに上田が話すがジムってさ、1人でトレーニングするとこじゃねぇのか?
「あー…。」
とてもじゃないがそんな気分じゃない。
『今誰もいないから入れるんだって!来てね?絶対だよ!動きやすい恰好でね!じゃあ待ってるからねっ』
ブチッ
強引に電話を切られた。
「ぅえ!?誘われたのに切られた!!?」
ホントに強引なやつだ…。
つかいかないとまたアイツ拗ねるだろうな。
仕方ないなぁ…行くか。
さっさと服を着替えていつも上田が使ってるジムへ向かう。
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