題2章 愛しさ…寂しさ…不安…

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「あ、コウキー!!」 ジムに入るとホントに誰もいない。 上田が1人トレーニングしていた。上田は俺にすぐに気付き俺を呼ぶ。 「マジ誰もいねぇし。管理の人とかいねぇのか?」 「んー…なんかどっか行っちゃったみたい。」 にこと笑うが、それは管理責任じゃないのか…。いいのか?このジム。 「あのね、あのね、これ一緒にやろうと思ってコウキ呼んだんだっ!」 満面の笑みであるDVDを持ちながら近寄って来る上田。 つか…それやんのかよ? 「いや…?」 嫌な表情をしてたのだろうか。 いやだが…仕方ない。 ここに来た自分が悪かった。 「やってやるからンな顔すんなよ?な?」 相手の頭を軽く撫でてトレーニングを始める。 「俺、一回やってみたかったんだよねー…ビリー。」 こないだ番組でやったじゃんっ! 絶対きついよぉ…
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