題1章 彼方がいない…彼方がいる

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そう、来ない…。 期待したらそれだけ落ち込む。 落ち込んだら表情が曇る…そんなことしたら仕事になんねぇ。 よし!笑え、俺。 自分で自分励ますとケータイ机の端に置いて休憩室を出て行く。 赤西と付き合えるようになって嬉しかった。 毎日「好き」て言ってくれて恥ずかしかったけど幸せだった。 言ってくれない…触れても来ない……。 もう好きじゃねぇのかな…俺のこと。 もやもやした気持ちが広がり無意識のうちに表情が曇っていく。 そのままスタジオに入り端に用意してある椅子に座る。
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