題2章 愛しさ…寂しさ…不安…

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「………。」 電気…つけねぇとな… テレビ… ああ、ラジオでも… 飯も… そういや喉も乾いた… 風呂入りてぇ… 眠ぃ… 気力0だ…。 鳴らないケータイなど必要ないと思った。 連絡が取れないならケータイなんか壊れてしまえばいいと思った。 こんなものがなければ期待などしない。 こんなものがなければ落ち込むことなんかない。 全ての連絡手段がなければ… こんな落ち込むことなんかないのに。 ああ…期待するな。 待つな、考えるな。 思い出すな。
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