―絶望―

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次の日。 あたしは教室のドアを開けた。 「あッ来た!リコ~!」 ガバッ! 亜理香が飛びついてきたいつもこんな感じ。 「痛いよ。亜理香。」 「おはよッ!カラオケ楽しみだね!」 「…うんッ…」 「…?どしたの?元気なくない?」 あたしは元気になれなかった。 また少し、頭が痛いのだ。 「そ、そんなことないよぉ!今日は歌いつくす!」 「なんやそれぇ!」 「キャハハハ!」 大声で笑った。その時。「…痛っ!!」 また、あの痛みが後頭部にズキズキとはしった。「…リコ?どしたの?」 痛い…いた… 「あ…れ…?」 またしばらくすると、あの痛みは消えた。 何だったんだろ…。 あたしは気にせず席についた。
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