―絶望―

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あれから2日。 何だか頭痛とめまいがする。吐き気もあるし気分は最悪だった。 「……」 黙ってテレビをぼ-っと見ているとお母さんが入ってきた。 「…リ-コッ♪リンゴ食べる?」 嬉しそうににこにこ顔で聞いてきたけど今はそんな気分じゃない。 リコはゆっくり首を横に振った。 「いらない?そう?」 しゅんとなるお母さんに、リコは 「気持ち悪いの…」 そう言うと布団をかぶりお母さんに背を向けた。 「…じゃあリコ。お母さん…ちょっと行ってくるから…」 逃げるように立ち去っていった。 すると看護士さんの話し声がヒソヒソと聞こえてきた。 「かわいそうね…リコちゃん…」 (あたし…!?) 「そうね…末期よね?」 (末期…?) 「えぇ…末期の…」 「白血病。」 …え…? 今…なんて……?
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