37人が本棚に入れています
本棚に追加
季節が春から夏を過ぎても…凌と智のメル友の関係は変わらなかった。ただお互い💻から📱での関係に変化しただけ。何でも話せる相手だった。
智は、凌より少し年上だったから凌に対して大人を感じさせる存在だったから…興味が膨らんでいった。イマ思えば恋心を抱いたのはこの頃だったよ。
木々が色づきだした頃から二人の関係に微妙な変化が現れだしたんだ。
智からの着信…
『仕事で博多まで行くケドどっかで会えない?』
『はぁ~?? 』
『会いたいんだけど?』
『誰が?』
『俺が!凌と!』
『何で?会ったらガッカリするかもよ~』
『阿呆かっ!どんだけ話してきてるって思ってんだよ♪』
確かに智に逢ってみたかった…実物をみたい興味は十分にあった。でも、逢えない理由もあった。
逢ってしまえは、気持ちを抑え切る自信がなかったから…
『嫌だよ』
しばらく考えての返事をした。
『凌…逢うの怖い?』
智は、凌の気持ちを理解している様だった
『ちょっとね…』
『無理には誘わないヨ。でも、諦めないし♪逢いたいから』
その後も、何度も誘われ…一度ぐらい逢ってみようと凌は思ったんだ
最初のコメントを投稿しよう!