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あれから私とイクは雑貨を見て回った。
私はクロスのネックレスと皮のブレス、組み立て式のローラーつきラック。
イクは小さな花がアクセントのシルバーブレスを買った。
そして、夜。
予習復習をしながら友達とメールをする。
ブログやモバの日記をアップさせる。
いつもと何ら変わらないサイクル。
たまに日記やブログの更新を忘れる以外は変わらない。
全てを終わらせた時間は22時前。
今日は面白いドラマないんだっけ、などと考えながら携帯と冷たい緑茶を横に置き本を読む。
放課後のクラスでの会話など忘れて。
小説が半分に差し掛かったころ、電子音がなり響いた。
学校のクラスメイトからのメールの着信音。
仲の良い人とは別に分類しているから、それほど仲が良い者ではないようだ。
とりあえず学校のメンツからのメールを無視することなど出来ないので携帯を開く。
小説にはしおりを挟み、携帯が置いてあった場所へ。
メールは、ミクからだった。
タイトルは『助けて』の一言。
支離滅裂な本文。
その支離滅裂な文章の中で綴られている
『近付いてくる』
『殺される』
『助けて』
『たすけて』
『タスケテ』
『 死 に た く な い 』
…どういうことだ?
とにかくミクに返信を送る。
カチカチ
『どうしたの?
ゆっくり話してみて』
打ち込み、送信する。
無事に届き、見てもらえるだろうか。
というか、まともな返信が来るかどうかもわからない。
ミクは相当テンパっているようだ。
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