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チチチチッ、チチチ
と、外から聞こえる小鳥のさえずり、窓から差し込む朝日。
いつも通りベッドのすぐ側の充電しておいた携帯を手に取り、メール等の確認ついでに時計を見ると、既に『11:38』との表記があった。
確か迎えが来るのは13時とあったが……
というか住所わかるのか?
この時は深く考えず、時間はまだ余裕だと思い、眠かったので二度寝しようと思ったが、空腹と共に手紙のある一文を思い出した。
ー昼食を済ませておく事をお勧めしますー
確かそんな一文があった。
昼食を食べとくならそろそろ起きないとまずいと思い、結局は起きる事にした。
急ぎではないが、ベッドから飛び降り、普段着に着替えてから、寝癖を整えたり、歯を磨いたりと、軽く身嗜みを整えると、例の如くテーブルに置いてある食事代を1000円取って、いつものファーストフード店へと向かった。
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