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シュンッ!!
慶一達は、勝利を確信していた。
ゴールキーパーは、前に出ていたため、あっという間に手を擦り抜けて、ボールはゴールにむかっていく。
「そうだよなぁ……いつも俺たちはこういうピンチを迎えてたんだよな…」
信哉は、少しうつむいたまま、慶一達側のペナルティーエリア内にたっている。
「俺をいつも駆り立ててくれたんだよな。つらいときも、悲しい時も…」
信哉はつぶやきながら、ゆっくりと目を閉じた。
「だよな……和孝!!」
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