530人が本棚に入れています
本棚に追加
/329ページ
バシュッ!!
ボールは天高く打ち上げられた。
凄まじいスピードで、飛んでゆくボールに、ディフェンダーが戸惑うのを尻目に信哉は、駆け出した。
「…みんな!!よく耐えてくれたな!」
ボールは、信哉の予想どおりの場所に飛来した。
素早く、信哉は、右足を振り上げる。
「させんっ!!」
そこにあらわれたのは、おなじストライカーの嗅覚を持つ男だった。
「こいつで決まりだ!慶一!!」
その時、龍の咆哮が球技場にこだました。
最初のコメントを投稿しよう!