531人が本棚に入れています
本棚に追加
ロッカールームにて、最後のミーティングが開かれた。
「いいか……みんな、泣いても笑ってもこれが最後だ!泣くのが、嫌なら最初から試合に出るな!死ぬ気でぶつかってこい!」
「はいっ!!!」
中島からの激を受けて、選手は立ち上がった。
そして、いつものようにフィールドに向かっていく。
フィールドのライン上に、信哉はたった。
「信哉、へたに緊張するんじゃねぇぞ!」
「春一に言われたくないな。」
春一は、にやっと笑うと走って、フィールドに入っていった。
「信哉……今日も頼むぞ。」
「緊張すんなよ。元輝のパスを待ってるよ。」
元輝は、少し和らいだ表情を見せて、フィールドに入っていった。
「信哉。今日だぜ?」
「わかってる。和孝との約束は忘れてねぇよ。」
最初のコメントを投稿しよう!