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決戦開始のホイッスルが、フィールドに鳴り響いた。
「和孝!!」
元輝からのパスが、和孝に飛ばされた。
「任せろ!!」
和孝は、ボールをトラップする前から、次の動きを考えていた。
『いきなり、かましてやろうぜ!信哉!!』
しかし、相手チームもポジション修正し、和孝へのマークが厳しくなっていた。
『ちっ……、これもアイツの仕業かよ!?』
和孝のドリブルはスピードを失った。
「みんな!気を抜くな!いきなり仕掛けてくるかもしれないぞ!」
龍之介の指示が飛び、さらに和孝へのマークは厳しくなる。
だが、和孝は笑っていた。
まだまだ、和孝にとって楽しいサッカーはつづいているのだ。
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