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「させるか!!」
そこに飛び込んだのは、元輝。
ボンッ!!
元輝の足に当たったボールは、大きく弾かれる。
こぼれた球を拾ったのは、近くに走り込んでいた春一だ。
龍之介は、肩で息をしながら、心の中で敗北を感じ始めていた。
『強い……このチームは、今までの相手より遥かに強い…全ては、あの男のせいだ…』
龍之介の視線の先には、背番号9の男。
『アイツを押さえなければ、俺達に勝ちはない!』
龍之介は、走りだした。
新たな決意を胸に…
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