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その瞬間何故だが背中に悪寒を感じた。
後ろは走ってる電車の窓。誰もいるわけがないはずだが…。
恐る恐る葵は後ろを振り替えると…
血まみれになったさっきの酔っ払いの中年サラリーマンがこっちを見ながらわらっていた。
声は聞こえないが唇の動きで…。
お まえ、も道連れに…
「きゃあああああああああああああああああああー。」
葵はこの世の者とはおもえない悲鳴をあげた。
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