百の月日と、過ぎ去った時間

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「はぁーぁ……」 なんて、ため息をついていると。   「どうした、朝霧。…腹減ったのか?」   斜め後ろの席から秋沢が声を掛けて来た。 「お前と一緒にすんなバカ沢!」   まったく、デリカシーってものが無いんだから…   「けっ…どーせ玉響のことだろー」   「何で分かったの!?」   「玉響の机見て溜め息ついてんだからアホでも分かるっちゅーの」   「ふぅん…」   以外と鋭いな…バカ沢のくせにー   「…お前ってさぁ、玉響のこと好きなわけ?」   「……どうなんだろ…好き、なのかなー」   「煮え切らねえなぁ」   「なんか気になるっていうかさー。ほっとけないっていうか、こう、見てるとこの辺がキューっとなるっていうか…」   右手で、胸の真ん中辺りを押さえる。 「うわ…重傷だな……」   「なんだよー、悪いかよー」   「べっつにぃー。告ったりしないワケ?」   「えー…断られたら超ショックじゃん」   「当たって砕けろだ!」   「砕けたくねー!…つーかさー、男に恋愛で応援される女ってどうよ?」   「……かなりアウト?」   「キッツー!いーよいーよ、お前になんか頼らねーよ!バーカバーカ!」   「砕けたら俺の胸に飛び込んで来ーい。慰めてやっからー」   「死ねバカ沢!」       「あいつらまたやってるよー」   「夫婦喧嘩は犬も食わねーってか」   「ホント、よくやるよなぁ……」
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