百の月日と、過ぎ去った時間

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 ガタンッ   「…少年?」   机と人の合間を駆け抜けていく後ろ姿。   「む……?」   「何かあったー?」 少年に訝しげな視線を送る津波と、秋沢に声を掛ける千里。   「分かんねぇ…突然、立ち上がってよ…」   「…追っ掛ける!」 いてもたっても居られなくて。 気付いたら、走り出していた。   「…おい?」   「よっしゃー!」   「ちょ…!待てって!」
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