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「柔道なんだから大丈夫だろ」
「いやいやいやいや! 柳生先輩も狂人と戦って重傷負ったじゃないっすか!」
「あれは喧嘩だからだ」
「柔道なら勝てるってか?」
「そうじゃなくちゃ、不公平だろ?」
砂幻の挑発を、柳生は軽く受け流した。
「なるほどな。じゃあやってみるか」
「ふふふ……おい、誰か道着用意してやれ。お前はどうする?」
柳生は俺に練習参加の有無を聞いてきた。
「俺は遠慮しとくわ。猛人相手で、今は不完全なんでね」
「お前、猛人ともやったのか?」
「砂幻の出番はほとんど無かったけどな」
「そういやそうだったな。じゃあ出番なかったからここで暴れるか」
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