対プール

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確かに‘水の都’の大きさは凄い。 流石最新の施設だ。 だが、俺の意識は違う所に行っていた。 「な~に見てるの?」 渚が覗き込むように俺を見た。 「お前」 「も~はっきり言い過ぎ!」 「ぐぉっ!」 渚が顔を赤くしながら、俺の背中を叩いた。 素肌へ直にだから、相当なダメージを負った。 「似合う?」 渚が右足を軸に、クルリとその場で回った。 渚の体を包み被うレッドの三角ビキニが、輝かしくて正直、可愛くて仕方なかった。 「…似合わないはずがないだろ」 「えへへ。ありがとう」 俺が渚の頭を撫でると、渚がいたずらっぽく笑った。 その笑顔も、可愛くて仕方なかった。
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