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「熱いですねえお二人さん」
話しかけて来たのは見た事の無いいかにもチャラチャラしている男四人。
それぞれが耳、唇、鼻、まぶたにピアスを付けている。
「何か用か?」
「いやね、お前みたいな弱そうな男よりも、俺らと居た方がこの女の子も楽しいと思ってお誘いに」
ピアスを唇に付けてる男が、渚の腕を掴もうとした瞬間、砂幻の右手が唇ピアスの男の顔面を掴んだ。
「何? それでどうすんのよ? それが全力だろ?」
「ああ」
次の瞬間、唇ピアスの頭部に砂幻の指が食い込んでいった。
「ほがぁああ!」
「悪いな。これが全力なんだ。でも、お前が満足するまで精一杯頑張るよ」
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