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「おっはよ~砂幻!」
「おはよう」
「おっは~葉山」
「おはよー」
渚も合流し、いつも通りのメンバーが揃った。
「春休みが終わっちまったから……授業はだりぃなぁ」
「まぁ辛うじて二年生になれたお前はそう思わざるをえないだろうな」
「え? 春休み明けなのに俺そんな扱い?」
「結局の所、お前は俺のパシリと言う事に決定した」
「勝手に決めんな!」
「大丈夫。渚の許可は得たから」
「本人そっちのけ? つうか葉山なんで許可してんの!」
「面白そうだったからつい」
「ついってなんだついって! 俺はみんなのおもちゃ代わりかよ!」
「違うぞ健吾! お前は立派ないじられ役だ!」
健吾の必死の抗議も、案外あっさりと跳ねのけられてしまった。
「それ大した変わりねぇよ! つうかそれ悪化してるんじゃねぇか!」
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